現在41歳。妊娠6ヶ月のいけだです。
予想外の妊娠ではあったのですが、基礎体温は測っていたので、妊娠していることが分かったのは5週目と結構早かったんです。
何で基礎体温を測っていたかと言うと、もう生理が終わりそうだったから...(60日周期でした)
30歳後半から5年以上も続けていた不妊治療を40歳になったのを機にやめたのですが、体温を測る習慣がついていて、基礎体温はずっと測っていました。
こちらが病院で「これ妊娠してないんじゃ・・・」とまで言われた、私の妊娠超初期のガタガタな基礎体温グラフ↓
高温になりきらずに途中で体温が下がったりしています。
でも妊娠検査薬で陽性が出たので産婦人科で診てもらいに行きました。
目次
- 1 妊娠6週で産婦人科へ
- 2 妊娠8週で胎嚢を確認。新型出生前診断をすすめられる
- 3 出生前診断それぞれの検査の違い
- 4 結局、私は羊水検査を選びました
- 5 妊娠14週。羊水検査の申し込みをしました
- 6 妊娠16週。羊水検査当日
- 7 羊水検査について病院から電話がかかってきた!
- 8 羊水検査の結果用紙はこちら
- 9 羊水検査で性別が確定しました
- 10 羊水検査を受けた感想
- 11 羊水検査その後の話
- 12 今なら新型出生前診断(NITP)がおすすめです
妊娠6週で産婦人科へ
妊娠検査薬で陽性反応が出たので産婦人科で診てもらうことにしました。
ただ、妊娠6週ではまだ赤ちゃんの袋しか見えず出血もしている状態でした。
先生からは「高齢だから」とダメでもしょうがないって反応でした。(先生ひどい...)
出血はしてるし、しかも夫は交通事故で入院しているし(タイミング!!)、初診はバタバタでした。
妊娠8週で胎嚢を確認。新型出生前診断をすすめられる
妊娠8週目で胎嚢が確認できました。
出血はポリープがあるせいだということでさっさと切り取られました・・・。
この時に先生から「出生前診断」をすすめられました。
35歳以上だと高齢妊娠になるので、どうしてもそういう心配が出てきますもんね。(私は41歳です)
特にすすめられたのは「新型出生前診断」という検査。
新型出生前診断は妊娠10週から受けられる検査で、血液検査なので負担が少ないことがメリットとのこと。
しかしこの検査、まだ検査できる病院が少なくて、名古屋では大きな病院※に紹介状をもらって行かなければならないのです。
そして費用が20万かかる(自費)ということで悩みました。
※現在、名古屋で新型出生前診断が受けられる病院は下記です。
また、受診が3回あり、夫の同席が必要な回もあったので悩みました。
※平石クリニックは受診1回、夫の同席不要でした。
出生前診断それぞれの検査の違い
出生前診断検査にも種類が色々とあります。
それぞれの違いをまとめました。
新型出生前診断(NITP)
検査方法 | 血液採取 |
検査時期 | 妊娠10週~15週頃 |
検査で分かる事 | 21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、13トリソミー(パトー症候群)の3種類の染色体数の異常 |
判定の精度 | ダウン症の場合99.1% |
費用 | 20万円前後 |
血液検査のみなので、母子ともに負担がかからないのがメリットです。
受けられる病院が少ないことがデメリット。
病院によっては検査前に両親揃っての事前カウンセリングが必要な場合があります。
また、病院によっては検査が受けられる人の条件があります。
- 35歳以上の高齢出産になる人(出産予定日時点)
- 染色体異常の赤ちゃんを妊娠した経験がある人
- 両親のどちらかに染色体異常があり、赤ちゃんに13/21トリソミー(ダウン症)の可能性がある人
- 他の出生前診断(母体血清マーカーテストや胎児ドック)で、赤ちゃんの染色体異常の可能性が判定された人
結果が分かるまでには、2週間ほどかかります。
新型出生前診断(NITP)のメリット
- 負担が少ない
- 早い段階で検査できる
新型出生前診断(NITP)のデメリット
- 病院が少ない
- 2〜3回の通院が必要
- 費用が高い
母体血清マーカーテスト(クアトロテスト)
検査方法 | 血液採取 |
検査時期 | 妊娠15週~18週頃 |
検査で分かる事 | 21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、神経管奇形など |
判定の精度 | ダウン症の場合80% |
費用 | 1〜2万円 |
血液中のマーカー濃度を調べて、ダウン症候群などの染色体異常が発生する確率を割り出します。
希望すれば誰でも受けられる検査です。
母体血清マーカーテスト(クアトロテスト)のメリット
- 費用が安い
母体血清マーカーテスト(クアトロテスト)のデメリット
- 検査で分かる異常が少ない
胎児ドック(胎児スクリーニング検査)
検査方法 | エコー・血清マーカー |
検査時期 | 初期:妊娠11~13週、 中期:妊娠18~25週 |
検査で分かる事 | 21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、ターナー症候群など |
判定の精度 | ダウン症の場合80% |
費用 | 2〜5万円 |
初期では超音波検査(エコー)と血清マーカーを使用して、赤ちゃんの発育を診断します。
中期ではエコーで赤ちゃんの大きさや形態異常などをチェックします。
希望すれば誰でも受けられる検査です。
胎児ドック(胎児スクリーニング検査)のメリット
- 費用が安い
胎児ドック(胎児スクリーニング検査)のデメリット
- 検査で分かる異常が少ない
絨毛検査(CVS)
検査方法 | 胎盤ができる前の「絨毛(じゅうもう)」を採取 |
検査時期 | 妊娠10週~14週頃 |
検査で分かる事 | 染色体疾患全般 |
判定の精度 | ダウン症の場合99.9% |
費用 | 10〜20万円 |
腹部に針を刺す方法と、腟から管を入れる方法があります。
染色体疾患全般が診断でき精度が高いけれど、流産や感染症などのリスクが伴うこともある診断方法です。
絨毛検査(CVS)のメリット
- 染色体疾患全般が診断できる
- 精度が高い
絨毛検査(CVS)のデメリット
- 流産や感染症などのリスクがある
- 費用が高い
羊水検査
検査方法 | 羊水を採取 |
検査時期 | 妊娠16週~19週頃 |
検査で分かる事 | 染色体疾患全般 |
判定の精度 | ダウン症の場合99.9% |
費用 | 10万〜20万円 |
羊水を採取し、中に含まれる細胞を培養して、染色体を調べる検査です。
染色体疾患全般が診断でき精度が高いけれど、流産や感染症などのリスクが伴うこともある診断方法です。
検査結果の判定に2〜3週間かかります。
羊水検査で分かること
染色体の異常が分かります。
ダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミー、ターナー症候群、クラインフェルター症候群。
それから、開放性二分脊椎や無脳症です。
羊水検査のメリット
- 染色体疾患全般が診断できる
- 精度が高い
羊水検査)のデメリット
- 流産や感染症などのリスクがある
- 検査時期が遅め
- 費用が高い
結局、どの検査を選べばいいの?
どの検査を選べばいいのか迷いますが、私が今選ぶなら「新型出生前診断(NITP)」かな。
採血するだけなので負担が少ないし、早い段階で検査できるので安心感があります。
あとは私が検査した時より対応病院が増えているので、今後広まっていく方法だと思います。
結局、私は羊水検査を選びました
上でも書いたように、この頃、夫は交通事故で入院中。
NITPを受けるには当時の病院では夫婦での事前カウンセリングが2回必要で、どうしてもそれに出ることができませんでした。
なので、私は最初から羊水検査をすることを選びました。
10週の時に羊水検査の希望用紙をもらってきました。
費用は自費で9万円でした。
説明の紙には流産の可能性もあるという注意書きが書いてありました。
羊水検査は15週〜18週の間にしか受けられないということで、検査を受けられる時期になるまで待つのがとても長く感じました。
つわりもつらいし、でもまだ周りには言えないし・・・とても辛い時期でした。
妊娠14週。羊水検査の申し込みをしました
妊娠14週になり、やっと病院に羊水検査の申し込みをしました。
先生の都合もあり、検査は16週6日目と決定。
入院などの必要はなく、当日に帰れるようです。
妊娠16週。羊水検査当日
当日はもう心臓ばくばくでした。
羊水を取る前に先生から検査理由を聞かれ「高齢なので」と答えました。
その後、ベッドに仰向けに寝ると、お腹に黄色い消毒液のような物をたっぷり塗られました。
それから簡易手術布のような物がかけられ、エコーを見ながら針を差していきます。
麻酔はなしでした(多分)
おへその下あたりに鍼を差すのですが、赤ちゃんに当たらないように差すのが難しいらしく、合計4回位、差しなおしました。。。
「ちょっとチクッとしますよ〜」って言いながら差していたけれど、グリグリと普通に痛かったです。。
羊水が取れてからは別室のベッドで1時間休憩。
張り止めの薬と抗生剤を4日分もらって帰宅しました。
夜は入浴禁止です。
羊水検査を受けた後の生活
検査の刺激で破水してしまう人もいるらしく、1週間は激しい運動などをしないように言われました。
検査結果が出るまで
結果が出るまで2週間はかかるということでした。
病院で「2週間後に病院に電話をしてくださいね」と言われていたのですが、その日が夫の再手術の日(事故で骨折してた)だったので、色々と落ち着かない日々を過ごしました。
羊水検査について病院から電話がかかってきた!
検査結果が出るまであと数日という時に、私の携帯に病院から直接電話がかかってきました。
あれっ予定より早いし、病院からは連絡しないという話だったのに・・・
電話口で「何かあったんですか?」と聞いても「先生から直接お話しますので来院してください」と言われるだけ。
「いつ来院されますか?」と聞かれたので、「すぐ!今日行きます!」と、その日は偶然にも夫と息子も家にいたので、家族全員で病院の夕方診察に向かいました。
羊水検査の結果用紙はこちら
病院では私だけ診察室に呼ばれて先生からこの用紙を渡されました。
明らかに最後の染色体おかしいじゃないですか!?(矢印がついてるし!)
検査コメントには「分析したすべての細胞のY染色体に腕間逆位inv(Y)(p11.2:q11.23?)を認めました。この染色体は家族性に見られる個体変異と思われます」と書いてあります。
「これは自分だけで話聞くの無理!」と思ったので夫と息子も待合室から呼んでもらいました。
先生の話によると、矢印がさしている染色体は特徴があるけれど問題ないと。
「家族性に見られる個体変異」というのは、誰でも持っている個性でこれで何かの障害があるとかそういう物ではないという話でした。
ただ、「Yの方に変異が見られるので、旦那さんの遺伝子である可能性が高いですね」とのこと。
「気になるならご両親の遺伝子も検査できますよ」とのことでした。
ともかくほっとしました。
途中で心臓ばくばくしすぎて倒れるかと思いました。
この結果の用紙を受け取って無事に帰宅しました。
羊水検査で性別が確定しました
羊水検査の結果の用紙にXYと書いてあるので、確実に男の子で決定です。
すごい早い段階で性別が分かっちゃいました。
今は男兄弟になることを受け止めていますw
羊水検査を受けた感想
羊水検査については散々悩んで決めて結果が出るまで気が気じゃなくて、色々なサイトを見てまわったりしていました。
医療サイトやまとめサイトも見たけれど、最も私の気持ちに寄り添ってくれたのはやっぱり同じ立場の方が書いた個人ブログでした。
なので、私も「私はこんな感じだったよ」と誰かの参考になればと思い、今回の記事を書きました。
羊水検査その後の話
その後は無事に出産して、かわいい男の子が我が家に仲間入りしました。
やんちゃで元気いっぱいの男の子です。
すくすく健康に大きくなってくれますように。
まだちょっと続きますよ
今なら新型出生前診断(NITP)がおすすめです
私は羊水検査を受けましたが、今なら新型出生前診断(NITP)をおすすめします。
当時は年齢制限があり、夫の同伴が必要、通院3回ということであきらめた検査でしたが、
新型出生前診断(NITP)は日々進歩していて、上記で私が挙げたデメリットの部分がかなり解消されています。
また、こちらのクリニックのように、もし新型出生前診断(NITP)で陽性が出たら羊水検査費用を全額負担してくれるサービスがついた病院もあります。
平石クリニックの特徴
- 年齢制限がない
- 来院は採血1回のみ
- 夫の同伴は不要
- 土日も検査可能
- 結果は最短6日
- ネットで24時間予約受付
- 全国に38医院ある
- 陽性だったら羊水検査の費用を全額負担
年齢制限がない
一般的に35歳以上にしか新型出生前診断は案内されないのですが、平石クリニックでは年齢制限がありません。
なので、何歳でも検査可能です。
来院は採血1回のみ
1回の採血のみで検査できます。
何回も病院に行く必要はなしです。
夫の同伴は不要
母親のみの来院でOKです。
私のように夫が行けない場合など、色々と事情がありますもんね。
もちろん、夫婦同伴やお子様連れでも来院可能です。
土日も検査可能
これは仕事があったりして平日に休みを取るのが難しい人には助かりますよね。
結果は最短6日
通常の病院だと2週間くらいかかりますが、平石クリニックでは最短6日で結果が出ます。
検査結果はメールで送られてきます。
ネットで24時間予約受付
ネットで予約できるの楽ですよね...
全国に38医院ある
検査のために遠くの病院まで行かなくても、近くのクリニックで検査を受けることができます。
陽性だったら羊水検査の費用を全額負担
これならまずは新型出生前診断で検査して、その結果によって羊水検査に進められるので、精神的にも経済的にも身体的にも負担が少なくすみます。
新型出生前診断は血液検査なので流産の心配がなく、早い段階(10週から)ででき、精度も高いので出生前診断の中でおすすめの検査です。