うちの息子は将棋教室に通ってます。
きっかけは学童です。
学童で将棋を覚えたら楽しかったらしく「将棋やりたい」と言い出したんですよね。
それで近所の将棋教室に通い始めました。(2015年)
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目次
将棋教室ってとてもシビア
将棋教室、めちゃくちゃシビアです。
教室にもよるとは思うのですが、スポーツ系の習い事とは正反対の世界です。
スポーツ系の習い事のように「団結」「努力」みたいな事は一切ないです。
時間内は教室に出入り自由だし、好きに休憩しても何も言われません。
欠席するのも連絡不要。
ただただ勝てばいい実力主義。
先生は「やらなければ強くならないだけだから別にいいよ ^ ^」って。(にっこり言ってくるw)
だからやる気のある子しか残りません。
将棋教室ってどんなことを教えてもらえるの?
教室での流れはこちら。
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1詰将棋する
まず教室に着くと自分のカードをもらいます。(長机に並べてある)
それを首から下げて、自分のクラスの先生のところへと行くと「詰め将棋」の用紙が渡されます。
詰将棋とは、将棋のルールに基づいた問題でパズルのようなものです。
これを解いて先生のところに持って行くと正解かどうか丸をつけてもらえます。
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2対局する
詰将棋が終わったら、棋力の同じくらいの子と将棋を指します。(たまに上の級の子とも対局あり)
1日に3局くらい対局して、勝敗によって進級が決まります。
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3たまに講習
あとは、先生が前に出て大きな駒を使って講習をしてくれたりもします。
何ヶ月も進級しなかったりすることもよくあります。
待っている間、親は何してるの?
子どもが教室にいる間、親は特に何もすることはないです。
ただ待っているか買い物に出るか、ですね。
大人の場所で将棋をさすのもOK。
将棋教室の月謝はいくら?
長男が通っている将棋教室は週2で年に10,000円です。(1回の時間は3時間)
なので月謝は833円程ですね。
めっちゃ安いです。
個人指導だと週1で月300円とかです。
日本将棋連盟のサイトに将棋教室一覧が紹介されているので、ここを見るのが1番早いです。
うちは最初はヤマダ電機の中にある将棋教室に行ってみたんですよね。
ヤマダ電機の一角に将棋教室のスペースがあるんです。
1回50分700円で受講できるので、ちょっと将棋に興味があるというお子さんはここから始めてみるのも手軽でいいかも。
1回のみの受講でもOKです。
将棋教室は何歳から始められるの?
これも教室によりますが、大体は年長〜小学1年からです。
長男の教室は「将棋のルールが分かる子」からOKです。
将棋のルールがわかれば幼稚園の年少さんでもOK。
級位によってクラス分けされています。
棋力のある子は年齢が低くてもどんどん上に上がるし、逆に伸びない子は小学校高学年位で足踏み状態になります。
中学生になる前に肩たたきみたい感じに「君、中学に入ったら部活に入るんか?」と言われます。(辞める?の意)
実際、教室は小学生ばかりで、中学生になると居づらくはなる感じがあります。
強い子は教室とは別にプロを目指す「奨励会」に入ります。
先生が言うには「小学生のうちに奨励会に入らないとプロにはなれない」のだそう。
ジャンプで連載していた将棋漫画「ものの歩」でもそんなセリフが出てきます。
奨励会とは
奨励会については私はあまり詳しくないんですが、プロ棋士の養成所みたいなもんです。
毎年夏に試験があって、将棋の強い子達が受験します。(受験料3万円〜)
奨励会には年に100人ほど入って、プロになるのは1〜2人位と言われている厳しい世界です。
奨励会は関東奨励会と関西奨励会の2つがあります。
奨励会は6級から三段まであり、成績によって上っていきます。
四段から正式なプロ棋士となります。
奨励会の前に研修会もある
研修会のことを書き忘れました。
奨励会の手前の段階で「研修会」というものもあります。
息子は夏に名古屋栄の将棋講座に行ってきたのですが、そこで成績の良い子は帰りに研修会への入会をすすめられていました。
そりゃもうあからさまに研修会の紙を渡される子と渡されない子がいてね、、、うちは残念ながらもらってないです。
スタッフの人が「お宅のお子さんね、見込みあるから研修会に入ってもっと棋力をのばしてもらいたいんです〜」と言って渡してました。←狭い教室なのでよく聞こえますよ・・・
ええと、月謝は1万円(月2回)でした。
試験料が2万、入会金が3万。
今wiki見たら「入会資格は20歳以下のアマ有段者」とあったので、そもそも無理だわ。
アマ有段は遠い・・・!
研修会は関東(東京)・関西(大阪)・東海(名古屋)・九州(福岡)の4つがあります。
藤井総太くんは東海研修会の出身です。
将棋教室のここがおもしろい
なんとなく長男がやりたいと言って始めた将棋教室ですが、正直めっちゃ面白いです。
まず先生たちがおかしいです。
先生たちはみんな将棋大好きなんで、教室だけでなく大会とかに行っても会うし、他の教室に指しにきたりもします。
あとは「伸びそうな子」を見つけるとめちゃくちゃ確保に走りますw
始めて将棋に来た子でも有望な子はすぐ分かるみたいで、その子にはすごい目をかけてますし、個人の先生だと自分の教室に囲いたがる←分かりやすい。
そしてやっぱり色々な子を見てきたからか、「中途半端に強いのが1番たちが悪い」(言い方!)と言ってました。
少し強いくらいではプロにはなりきれない、難しいポジションにおちいってしまう、と。
うちの子はそこまで強くないのでそんな心配はないんですけどね。。
そんな将棋狂いの先生たちが運営しているので、ほぼボランティアといった教室も多いわけです。
今は将棋のアプリも人気
長男もよくやっていますが、将棋のアプリも人気です。
オンライン対戦をしたり、詰将棋で棋力を高めたりします。
将棋教室まとめ
将棋教室の良いところ
- 子どもが楽しめる
- 月謝が安い
- 親の負担がない
藤井総太くんの活躍で将棋教室はどんどん人気になっています。
長男が入った頃は全然子どもがいなくてほとんど先生との個人指導だったのが、今や子どもであふれかえっています。
中学生以上や一般の場所はちょっと狭くなっちゃいました。
長男はきっとこのままいって将来は「親戚のちょっと将棋が得意なおじさん」になるのだろうと思いますw
大会とかは好きではないので全く出ません。
でも今通っている将棋教室では楽しそうにしているので、それだけで十分だと思っています。
そのうち次男にもすすめる予定です。
まずは家でどうぶつしょうぎから始めてみます♪
可愛いハート型の将棋もありますよ。