私が勝手におすすめする美大受験マンガです。
まず一冊目。
東村アキコさんの「かくかくしかじか」
林明子は、宮崎県の片隅で伸び伸びと育ち、自分は絵の天才だと思い込みながら少女漫画家になることを夢見ていた。
高校生のころ「美術大学に進学し、在学中に漫画家としてデビューする」という計画を立て、高校3年で日高絵画教室の美大進学コースに入る。
しかし、講師であり自らも画家の日高健三に今までの自信と天才との思い込みを粉々に打ち砕かれ、待っていたのは竹刀とアイアンクローのスパルタ指導。
そして、厳しくも優しい恩師・日高先生と、調子者のミラクルガール・明子が、ときに反発しながら二人三脚で美大合格を目指す。受験、大学生活、就職、仕事……漫画家としての人生に至るまでを描いたドラマチック・メモリーズ。
東村さんは「ママはテンパリスト」「主に泣いてます」「海月姫」などで
人気の漫画家さん。
海月姫は昨年に能年玲奈ちゃん主演で映画化もされたので知っている方も多いですよね。
いや私が語るまでもなく有名ですよね。。。
私は初期の頃の作品「ひまわりっ〜健一レジェンド〜」が好きなんですけど・・・(うちの父を彷彿とさせるからw)
で、この「かくかくしかじか」は東村アキコさん本人のお話です。
東村さんは金沢美術工芸大学の出身で、その自身の受験〜就職〜漫画家になるまでの自伝。
金沢美術工芸大学は卒業式で仮装をすることで有名な大学。
主に絵画教室の先生との熱いやり取りがぐっときます。
竹刀を持った熱血スパルタな先生、絵と真剣に向き合う東村さんの気持ち・・・
すみません、私と恐らく歳が同じだけれど、私こんなに真剣にやってこなかったな・・・と。
なんか読むと反省させられるような漫画です。。。(私にとってはね!)
それから、二冊目
松橋犬輔さんの「君とガッタメラータ!」
将来有望なボクサーのはずが不慮の事故で早々に選手生命をたたれた肩岡進(かたおかすすむ)。
失意の毎日を送るなか、アルバイトで訪れた美大予備校「レインボー美術学院」で運命の女神、由依(ゆい)に出会い、そのまま入学を決意することに!
画力向上のヒントが凝縮された、作者の実体験を色濃く織り交ぜた描写にも注目。
読めばきっと、あなたにも描けるはず!
松橋犬輔さんは今、私が少年ジャンプ+(プラス)で1番気になっている漫画「神様、キサマを殺したい。」の作者さんです。
少年ジャンプ+はスマホ用のアプリなので、知らない人も多いかもしれないけど。。。
この「君とガッタメラータ!」は全然美術とは関係のない元ボクサーが美大予備校に通うという話なんですけど、
登場する人物が「いたいたこんな人〜」というw(主人公以外ね)
主人公が元ボクサーという設定もあってか、ストーリーも体育会系です。
デッサンの批評会?みたいなのが読んでいてもう辛いというか、
デッサン下手な自分はひやひやしました。
どちらの漫画も
美術系の塾や予備校の経験がない人でも楽しめる漫画だと思います。
ただ、私はどちらもヒリヒリしましたw
こんな真剣に向き合ってきたのかと言われると、、、
でも同じ美大受験と言ってもピンキリだしそれぞれタイプも違う。
美大受験する人もしない人も、1度読んでみることをおすすめします。